マンションを売却する際に、最も頭を悩ますのは売値の価格設定ではないでしょうか。
売却の価格設定は、仲介業者が算出する査定価格を基準にした上で相場に見合った金額で提案されます。

しかし、最終的な売却価格は売主の判断に任せられるのです。
そこで今回は、少しでも高く売るためのマンション売却の価格設定のコツについてご紹介します。

査定額を基準に売却希望価格を設定する

価格設定をする上で重要なポイントは、売却希望価格を明確に設定しておくことです。
売却希望価格は、住宅ローンの残高や売却にかかる税金や手数料などの諸費用、引越し後の資金計画も含めて「どれくらいの金額で売却したいのか」を決めます。

売却希望価格を明確にすることで、価格設定をする際の目安にできます。
ただし、相場とかけ離れた希望売却価格は、マンションの売却に悪い影響を与えてしまいます。
あくまでも、相場に見合った売却価格であることが求められるのです。

そこで、売却希望価格の価格設定の基準となるのは、売買を依頼する仲介産業者の査定額です。
一般的に売却希望価格は、提示された査定額の1割増し位の金額が適正価格といえます。

査定額は、物件の築年数や居住状況、周囲の環境や相場価格など総合的な要素を基準として算出され、最も売却しやすい金額となります。
ただし、仲介業者によって査定金額が異なるため、不動産一括サイトを利用して複数の仲介業者に依頼して比較検討するとよいでしょう。

売却金額を左右する査定金額の条件

仲介業者が算出するマンションの査定額は、少しでも高く売るための価格設定には重要な要素です。
査定額を決める条件として、立地条件などを含めた周囲の環境や交通の利便性に加え、周辺の不動産売買の実績などがあげられます。

また、マンションの築年数も、査定額に大きな影響を及ぼすことになります。
当然ですが、築年数の浅い物件ほど査定額は高くなることに。
また、築年数が長くても耐震構造を施しているマンションは、そうでないマンションと比較して査定額が上がる傾向が見られます。

一方で、室内をリフォームしてから売却すると査定額が高くなるといわれていますが、一概には判断できないようです。
逆に、リフォーム費用が余分な出費となるケースも考えられます。
丁寧な掃除や整理整頓、簡単な修繕などはもちろん必要ですが、室内の状況は極端な場合を除いて査定額に大きな影響はありません。

仲介業者によっては相場より高い査定額を提示する場合があります。
査定額が高いからといって、必ずしも売却可能の金額とは限りません。
なかには、売却できないことを前提に高い査定額を提示している場合もあるので充分注意しましょう。

売却の時期や理由によって異なる価格設定

マンションなどの中古物件は、売却しやすい時期とそうでない時期があります。
転勤などの引越しが多い春先には、マンションを中心とした中古物件を求める人が増加し売買も活発になる傾向がみられます。

また、住宅ローン控除などの税金面の優遇措置を考えて、12月末までに住宅の購入を検討する人が増えるケースも。
住宅の中古販売市場が活発になる時期を見据えて価格設定をすると売却もスムーズに運ぶ可能性が高まります。

一方で、時期を待ち過ぎると、逆に査定額が下がってしまうという懸念も。
少しでも高く売るためには、最適な時期を慎重に見極めることも大切ですね。

また、売却理由によっても価格設定は違ってきます。

たとえば、住み替えや転勤などの引越しで売却を急ぐ場合は、出来る限り査定額に近い売却金額に設定する必要があります。
査定額は、売却可能な金額なので満足できる希望売却価格とはかぎりません。
しかし、早く売却したい場合は、売れやすい価格であることが望ましいといえます。

ただし、売却を焦るあまり、価格設定をすぐに下げてしまう事態は避けたいものです。
できる限り、査定額に沿った希望売却価格から妥協せず、強気の姿勢を保つことも必要なのではないでしょうか。

高すぎても安すぎてもダメな売却の価格設定

相場価格からかけ離れた価格設定は、高すぎても安すぎても最適な売却価格とはいえません。
中古物件を購入しようとする人は、あらかじめ周辺の相場価格を充分に調べた上で物件を選びます。
相場より高すぎる価格設定では、購入対象から外されてしまうのは当然の結果です。

逆に、安すぎると物件自体になにか深刻な問題があるのではと敬遠されます。
また、売主が売却を急いでいると判断され、さらに安く買い叩かれる最悪の事態を招くことも。

相場に合わせた最適な価格設定はもちろん、段階的に余裕を持たせた売却期間であることも少しでも高く売るためのコツといえます。

おわりに

いかがでしたか?マンションを少しでも高く売るためのカギは、最適な価格設定にあるといっても過言ではありません。

価格設定を大きく左右する査定額は、依頼する仲介業者によっても違ってきます。
信頼できる仲介業者を見極めて、希望通りのマンション売却を叶えてください。